筆者の知り合いのヒターノ(ジプシ-:中世にインドからスペインにやって来た遊牧民族でフラメンコの創始者)にアホな奴がいまして、免許を持ってないのに中古車を買いました(スペインではよくある話し)。ところが、すぐに奥さんが急病になり、買ったばかりのその中古車で救急病院に最初から最後までロ-ギアでぶっ飛ばしました。可愛そうにエンジンは一晩でオ-バ-ヒ-トの憂き目に会いました。
この話は随分前にギタ-は力を込めて弾くとこうなる引き合いに出しました(コルムナ8)。そして、つい最近までギタ-奏法は究極のところ歌心。歌心に指を乗せれば指に力は入らない(ロ-ギアではなくトップギアに入る)ことを長々と、ギタ-自体ではなく、指について何年間もコルムナして来たとも言えます。そして、最近(同316)から楽器としてのギタ-自体のコルムナに入っている訳ですが・・・。
しかし、アクセルを踏み込まなければ音が出ない様なボロ車ではアクセルを踏み込んでガソリンを無駄使いしなければエンストですから(先週のコルムナ)、アクセルを踏み続けなければならないことが悲劇なのです。
カ-ライフもギタ-人生も悲劇に遭遇したくなければボロ車とボロ車ギタ-と今日世界中を席巻している中国製スペインギタ-は頭から避けることです。
ボロ車ギタ-とは軽く爪弾いた第一印象が湿気った煎餅の如し(先週のコルムナ)。味の好みはともかく、まず噛んだ瞬間パリッと来なければギタ-も煎餅もボロ車です。
2008-12-08
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