2008-12-01

321 良い車、良くない車はギタ-かな!? 02-12-2008(火)

 筆者は31年前の学生時代、名古屋で塾の先生をしていました。近くの自動車教習所で免許を取ることにしたので、まず教習を受けてから塾に通うスケジュ-ルだったと記憶しています。因みに4年前帰国した際四半世紀振りに行ってみましたが、塾の方は見つけられず。区画整理されたらしく、何が何だかさっぱり分かりませんでした。
 教習期間中、一日だけ今でも記憶に残っていることがあります。何故かその日だけ、かなりエンジンを吹かさなければすぐ止まる様な、初心者マ-クでもこれはボロ車だと分かる様なボロ車を割り当てられました。今思い出しても、とてもあれで外回りの教習をしていたとは思えません。これ以外は毎日まともな車でしたので余計に記憶に残っています。
 しかし、もし毎回こんな車だったら、あれが車と言うものかと思い込んで、微動だに不思議がらなかったでしょうし、中年のおっさんになった今覚えているはずもなかったことでしょう。
 たまに反面教師に出くわせば反面教師のインパクトも大でしょうが、毎回反面教師では反面教師マヒです(先週のコルムナ)。
 あの日幸か不幸か筆者の青春の一ページに残ってしまったあのボロ車・・・みたいなギタ-をいつも弾いていれば重度のギタ-審美眼マヒを煩います。
 音が勝手に出てくれるギタ-(同318&319)とはアクセルに軽く足を乗せるだけで勝手に加速して、勝手に坂を登ってくれる良い車。逆に、打てど響かないギタ-はこの31年前のボロ車の如し。
 余り安物ギタ-は頭から辞めておいた方が賢明です。アクセルを踏みっ放しでガソリンの浪費癖は付くは、力を入れ過ぎて腱鞘炎予備軍にはなるは、いつ止るかと本人も同乗者も気が気ではなく、とても快適なドライブも演奏も出来ません。 
 現在日本で売られている国産スペイン製外国製を問わず、安物ギタ-の大多数はラベル以外純中国製です。農薬に産地偽装に原産国表示無しの中国製スペインギタ-で歌心がマヒして痙攣して健康を損なわない様注意して下さい。
 まずは軽く爪弾いた第一印象がパリッとした煎餅か、湿気った煎餅か。これが良いギタ-、良くないギタ-の見分け方第一印象でもあります。

0 件のコメント: