さて、余り難しい話になるのはスペイン週間ギタ-コルムナの主旨ではありません(先週&先々週のコルムナ)。要するに・・・。
①誰でもギタ-を弾く(買う)なら良い音色のギタ-の方がいいに決まっている。
②音色とは音量ではなく音質のこと。単に音量だけなら今日手工ギタ-も量産ギタ-も大差はない。
③従って、音色の違いの分からない人は、少なくとも最初は量産ギタ-で十分(だが、合板ではなく単板ギタ-が望ましい)。
④少しでも音色の違いの分かる人は量産より手工ギタ-を目指すべき。
⑤この量産ギタ-と手工ギタ-の音量ではなく音質(音色)の違いはギタ-の構造上の問題ではなく、使用木材が機械乾燥か自然乾燥かによるところが大きい。
⑥つまり、少々木工としてフィニッシュが今一でも自然乾燥木材なら良い音色のギタ-となり、どんなに見た目は良くとも機械乾燥木材なら音色は今一となる。
⑦これがそのまま手工ギタ-と量産ギタ-の音色の差の一番の根本原因と言える。
(付)仮にどんな名工でも機械乾燥の木材で逸品を作ったところで良い音色のギタ-は出来ない。
ならば手工ギタ-をと言いたいところですが、国産手工ギタ-は50万円以上、スペイン製手工ギタ-は今日100万以上が日本の国内相場と見受けます。
確かに予算となればまた別次元の問題ですね。ただ、このところの主題の〝良い(単板)ギタ-〟の音色のランク付けは当然『手工>量産』であり、それは使用木材が自然乾燥か機械乾燥かに拠るところが大きいと言うことを現時点では心に留めておいて下さい。
2009-03-23
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