2009-03-30

338 良い単板ギタ-は素材で量産か手工か(4) 31-03-2009(火)

 それでもギタ-は木工の生物ですから出来不出来はあります。それは自然乾燥の木材を用いた手工ギタ-でも同じこと。日本でも有名なあるスペイン人製作家は一度に4本製作して出来のいい2本とそうでもない2本に分け、それぞれ一本ずつ計2本を日本に送るとか・・・。
 確かに名工も何本に一本かは外れで、無名工でも量産ギタ-でも何本に一本かは当りが出ます。それを見極めることもまたギタ-選択の面白さと言えます。
 そして、比較すれば確かにハズレの手工ギタ-に勝る当りの量産ギタ-もあるでしょう。
 しかし、どんな当りの量産ギタ-でも手工ギタ-に音質と音色で今一劣ります。それは余りに今一であるが故にある人には知覚し難く、また、ある人には歴然とした今一かも知れません。
 たかが今一、されど今一。しかし、この今一は、素材がそれぞれ機械乾燥と自然乾燥の木材である以上、永遠に詰めることの出来ない今一であると筆者は思います。
 やはり、自然が一番、自然のものには人工的に手を加えないのが一番です。やはり、量産ギタ-より手工ギタ-なのです。音色も価格も!?
 

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