先々週の続きです(コルムナ377)。ラベルが有名製作家の名前のギタ-を①~④に分けてコルムナして行きます。
まず、①本人作の高級手工ギタ-(ただし本人が存在すればの話!?&本人が存在しない場合は②!?)。
つまり、②③④はラベルの名前の人物が作ってはいないことになりますが・・・。
個人製作家はどう頑張っても年産14、5本しか作れないのが手工ギタ-の生産台数です。横に居る息子や甥に部品を揃えるなど手伝ってもらってもせいぜい20本(今日この手の工房も多い)。これで家庭を維持して社会的生活をするためには安く出せないのも確かに頷けます。
因みに今年スペインは日本と同じく念頭からデフレ傾向です。住宅や不動産はもちろん、日常生活品など徐々に物価は下落傾向にありますが、何故か外食産業とギタ-は値上がりしています。困ったものです。現状維持のギタ-があれば、それはレオ-ナのスペインギタ-か、原価二束三文の中国製スペインギタ-位でしょう(後述)。何せスペイン製量産ギタ-さえ今年念頭から値上がりしているのです(逆輸入中国製量産スペインギタ-は除く、おそらく)。
さて、価格の動向はともかく、個人製作家なら生産台数は知れています。と言うことはこのままでは収入も知れています。
ここで個人製作家にとって道は二つに分かれると言えます。こにまま地道に手作り高級路線で誠意ある個人製作家として歩むか、+αの収入のために本人作ではないギタ-に本人のラベルを貼るかのどちらかです。これが②③④。再来週からコルムナしてみましょう。
2010-01-11
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