影武者ギタ-とは穏やかではありませんが、これが言い当て妙としか言い様のないギタ-も存在するのがスペインギタ-製作界の現状でもあります。利潤追求第一主義故にこんなことになりますが、おそらく他の国の製作現場でもあり得ることなのでしょう。
さて、製作家がコツコツ作る年産せいぜい14、5本のギタ-だけをハンドメイドと呼ぶべきなら(コルムナ372)、有名製作家のラベルで相当数世界に出回っているギタ-は一体誰が作っているのかと言う素朴な疑問が湧いて来ます。ギタ-については素朴過ぎる日本の読者に素朴な疑問を湧かせるためのスペインギタ-週間コルムナでもあります。
まず、そうしなければ注文が捌き切れない、例えば、病気のため止むを得ず(かどうかは知りませんが)他の製作家に依頼している(していた)製作家、依頼された製作家の実例を筆者は知っています。名のある製作家の場合もあります。
しかし、これらの場合、形なりにも〝止むを得ず〟と言う枕詞を付けることの出来る場合です。
問題はこの影武者ギタ-がシステム化されている場合です(続く)。
2010-01-25
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