2010-01-04

404 年明けからハイリスクハイリタ-ンで宝くじ民営化!? 05-01-2010(火)

 日本の皆さん、明けましておめでとうございます。スペインは明日6日がクリスマスメガトン宝くじ第二弾抽選日で(一回で終わる訳がない←先週のコルムナ)、この日クリスマス最終日。
 何のことはない。結局スペイン人のクリスマスはクリスマスメガトン宝くじ第一弾に始まりクリスマスメガトン宝くじ第二弾で終わる!?
 そして夢から目覚めたのはメガトン宝くじに総てを賭けて夢から醒めた圧倒的大多数のハズレたスペイン人達だけではないのが今年念頭の重大ニュ-ス。
 何とスペイン政府は1700年代後半から続くスペイン宝くじ公社(こんなもんがあるのか!?)を今後2年掛けて完全民営化することを発表した。日本人にはピンと来ないが、日本でも以前はある所にしかなかった商品が薬局にまで売られている現状と理屈は同じと思えば分かり易い。
 つまり、新聞記事によれば、今後国の指定の公営宝くじ売場以外、例えば百貨店やス-パ-でも宝くじが売られることになり、自販機も登場することになるそうだ。
 問題は、だからと言って公営宝くじ売場がなくなる訳ではないが、そこでの売り上げは激減することになり、今まで人生安泰と思っていた宝くじ公社の職員達の将来が危機に直面するだろうとのこと。そんなことは筆者はどうでもいい。

 金銭を愛することが総ての悪の根源である。-----或る昔の偉い人

 問題はスペイン政府がそれほどまでに財政的に切羽詰って、なり振り構わず国民を宝くじ中毒にして金を巻き上げる方針に出たことです。筆者は予言者ではありませんが、先週アヘン戦争がどうこうと書いたのが一週間後に正月早々正夢になってしまいました。
 なるほど不況で十分な税収がないなら、国民をアル中ニコ中にしてそこに課税するのが利口です。そして、それだけでは国庫はもはや賄えないらしく、今回総ての国民の至近距離に宝くじを置いて中毒にして金を毟り取る戦法に出たと言う訳でしょう。
〝当りゃいいが、当らぬときゃあ、この子も雨ん中、骨になる~♪(←分からない読者はお父さんに訊いてね)〟いや、それでもスペイン人は宝くじが大好きなのです。
 とは言え宝くじも株も、結局誰も働いちゃいないんですから、何も生産せずして社会全体が豊かになる訳がない・・・こと位政治家も良く分かっているはずですが、国民も政治家も結局〝分かっちゃいるけど止められない~♪(←分からない読者はお父さんに訊いてね)〟。 
 本当は世界中の国が一斉に〝今日から金銭を廃止して、総て必要に応じて仲良く分かち合いましょう〟と言えば総ては丸く収まることなんですがね・・・。そうは行かないのが強欲で身勝手な人間様の人間様たる所以なのです。何せ、悪いのは金銭ではなく、金銭を愛する性根の人間様なのですから・・・。
 しかし、この性根が『偽』から『新』に変れば確かに美しい日本も見えて来ます。そうはならないでしょうが・・・。

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