先日日本語情報センタ-来館者の前で筆者は一番安いサペリ合板ギタ-を弾いていました。結構鳴っていました。いえ、バカでかい音量でした。ですから、このギタ-は安物にしてはかなりいいギタ-だと我ながら納得しながら弾いていました。
次に、最近筆者が良く弾いているフアン・ロマン・パディ-ジャ氏の1992年キュ-バ産マホガニ製ギタ-(非売品)を弾きました。筆者は弾き始めて一瞬不安に駆られました。直前まで弾いていたサペリ合板ギタ-の安物に比べて明らかに音が小さいのです。
しかし、明らかに小さかったのは音量だけで、聞いていた来館者が即座に全然違うと言った一言で筆者自身も量より質の原則を再確認しました。
それほど音質が全然違いました。意外と奏者自身は音色の質(音質)より音量の方が印象に残るとすれば、筆者もまだまだ甘い証拠です。
ただ、実際遥かに高価な手工ギタ-のマホガニ製の方が量産のサペリ合板ギタ-に音量で劣っていたことも事実です。そう聞こえただけではなく、実際劣っていました。音量はです。しかし、聞く人に即座に全然違うと言わしめたのは音量ではなく、音質の歴然とした違いでした。
音質に勝るギタ-の音色は、例え音量はなくとも、一音一音はっきり分離して、遠くまできれいに聞こえているものです。
読者の皆さん、ギタ-の選択は最後は音質(音色)です。
2010-12-20
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