スペインギタ-週間コルムナではあくまで歌心をベ-スに左手右手の指について、如何に奏者が指を動かすのではなく、歌心に指を乗せて、いかに指にギタ-を弾いてもうらうか、つまり、ギタ-上達の過程は指の鍛錬ではなく、歌心で指のしがらみを解いて勝手に動いてもらうことだとコルムナしました(コルムナ1~315)。
指について一段落したところで、次に楽器としての良い(スペイン)ギタ-についてコルムナして来ました(同316 ~424)。
機械乾燥より自然乾燥。音量より音質。音質は新品より古いギタ-・・・とあくまで音の観点からコルムナした後・・・、
・それならギタ-は合板より単板。量産より手工。
・量産でも今日安いのは各社中国製が常識で今後ラベル以外100%中国製スペインギタ-はより顕著になって行くであろうこと。
・有名製作家の名前のブランドギタ-も中級品以上は国産だが、その圧倒的大多数は100%国内他社への委託品であること。
・手工ギタ-も誠意ある個人製作家なら100%その製作家の作品だが、有名製作家の名前の手工ギタ-なら影武者ギタ-が日本では160万円(同393)もすることなど。
良いギタ-から段々ギタ-の出所の話になりましたが、ロクでもないギタ-を見破るのも良いギタ-捜しの反面教師と思って下さい。
要するにギタ-を弾くのも、捜すのも、結局は歌心次第。逆に歌心のなさがとんでもギタ-が世界に蔓延する元凶とも言えます。
絵は絵心・・・。絵心のない人に決して絵は描けないとすれば、ギタ-は良くも悪くも総ての面で歌心に帰着すると結論出来ます。
以上今までのコルムナの大まかな流れでしたが、それでは良いギタ-からは一体どんな音が出るのでしょう? 余り良くないギタ-とも比較しながらコルムナして行きましょう。
2010-12-13
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