最後にもう一度先週&先々週のメ-カ-の名前で消費者を困惑させるスペインギタ-4パタ-ンの一覧表を載せて総括します。
①誠意ある個人製作家の場合(同379 &380)
②影武者ギタ-の場合同381~397)
③中国製スペインギタ-の場合(同398~413)
④ラベルとは違う製作所の正真正銘スペインギタ-の場合(同414~421)
結局①以外は有名ブランドで極めて歪んだ付加価値を付けてなるべく売上を伸ばす、この一語に尽きます。
我々は資本主義社会に蠢いていますので、それが悪いと筆者は必ずしもコルムナしたのではありません。我々は資本主義社会に蠢いている以上、むしろそれはある程度しなければならないことです。ただ・・・。
②スペイン人有名製作家の名前のラベルの手工ギタ-で製作者が全く別人の影武者なら、せめてそのラベルの隅に本当の製作者のサインを入れとけよ。
③スペイン人有名製作家の名前のラベルの100%中国製量産ギタ-なら、せめてギタ-の内側の見えない隅にでもMade in Chinaと書いとけよ。
④スペイン人有名製作家の名前のラベルで100%スペイン国内の量産工場に依託したギタ-なら、せめてギタ-の内側の隅にでも何々製作所と書いとけよ。
と言うモラルの問題です。②③④いずれもラベルの有名スペイン人製作家は指一本触れていないのに(サインは本物だったりしますが)、消費者はその有名スペイン人製作家の作品だと思わせることはモラルに反します。反さないと思っている業界人が多い様です。スペインも日本もです。
しかも、この傾向は世界経済の沈滞化に従って、残念ながら、ますます臆面もなく蔓延って行くことは間違いありません。
今後スペインギタ-を爪弾く日本の愛好者の方々にスペインギタ-の出所を今一度健全に疑っていただくための一年間のコルムナでした。
2010-12-06
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