スペインでもアメリカ国債格下げのニュースが大きく報じられています。
EUも動揺。イタリアが先か。中国まで偉そうにアメリカ批判。
そして、週明けの昨日のスペインのニュースでは『リスクプレミアムは300点下がり、(スペイン)株式市場は上昇』。下に見えるサブタイトル2つは『BCE(ヨーロッパ中央銀行)の市場介入を受け、Ibex(スペイン株式市場)は2%上昇。アメリカの国債格下げ後恐れられていたブラックマンデーを回避する&ミラン市場も4%上昇し、安全地帯に』
しかし、そのすぐ下のリンクをクリックすると見出しは『BCE(ヨーロッパ中央銀行)がイタリアとスペインの負債を買う』。その下の小見出し3つの3つめは『フランスとドイツは関係各国に早急に迅速かつ十分な対策を策ずる様緊急要請した』。
そりゃ、緊急要請するでしょうね。一蓮托生でユーロ丸が沈んで、ブラックユーロじゃ溜まりません。
受けるより与える方が幸いである。-----或る昔の偉い人
筆者は子供の頃軍艦のプラモデルが好きで、今でも日本の実家には高校の時分作らずに溜め込んだものが100以上あります。まさか老後の楽しみになるとは思いもよりませんでしたが、おかげで軍艦の専門用語はいくつか分かります。小破、中破、大破、大破着低、撃沈、轟沈・・・。
円もドルもユーロも世界経済も、一体どれに当てはまるんでしょうかね? 本来は沈むところが沈まず、常に沈みかけに見える大破着低が似合っているとすれば、人の金で一事凌ぎに蘇生した様に見えても、またすぐぶり返すのもまた見え見えかも知れません。
今思えばYes,we canの大合唱はハメルンの笛吹そのものです。アメリカ人も大して利口じゃないかも知れませんが、経済さえ良くなればあたかも世界に平和がやって来るみたいな錯角もまた利口じゃないのかも知れません。
常識の逆を突けば結構上手く行くのが人生の多くの問題の解決だと筆者は直感します。例えば、ギターで大きな音を出したければ力を抜く方が遥かに得策etc。金銭についての価値観も実はそうなのです。そうじゃないからこの世はこんなんなのです。それを近い将来目に物見せてくれるのはイタリアかスペインか。それともアメリカか・・・。
2011-08-08
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