筆者は貧乏性ですから、スーパーに行けばどうしてもお徳用サイズに目が行ってしまいますが・・・。
先週ロンドン大騒乱の影に隠れて余りニュースになりませんでしたが、時を同じくしてスペイン北部の歓楽街で暴動が起こりました。02:00頃ディスコの冷房が故障した腹いせに客のガキどもが街に繰り出してご覧の様な破壊行為。警察とぶつかりましたが、一般市民の商店や住宅に手を出さない限りこの程度では今のスペインでは普通の軽犯罪です。大した事件ではありません。
筆者がそれでも面白いと思ったのは、ニュースで女性リポーターが手に持って紹介していた、このディスコで売られていた酒のグラスと言うか、何と言うか、映像がないのが残念なのですが・・・。
カクテル一杯40ユーロ也。約4500円。日本の如何わしいキャバレーよりまだ安いかも知れませんが、青少年相手ですから高いですよね。
いえ、10リットルですから安いですよね。読者はお分かりでしょうか?
女性リポーターが手に持って紹介したのはグラスではなく、何とバケツ!? バケツに色んな酒を瓶丸ごと流し込んで10リットル40ユーロ。これならお徳用で安さ爆発!?
筆者は酒は養命酒以外飲みませんが、一昔前までスペインでも酒は仲間内の会話のツマミであることが普通でした。しかし、今日スペインの青少年にとって酒を飲むとは単にアルコールを体内に流し込むことになってしまっているからこそ、売る方もお徳用サイズのバケツと言う発想になってしまうのです。当然買う奴がいるから売っているのでしょう。極めて低次元な需要と供給です。
明日は死ぬのだ。さあ、飲み食いしようではないか。-----或る昔の偉い人
飲み食い歓楽が人生の総てと心から信じ込んでいる愚かな人間を描写したこの昔のことばは正に文字通り図星ですが、これは酒以外でも言えることだとすれば、決して人事ではないのが人の愚かさ一般かも知れません。
かも知れませんが、人生犯して悔い改めればまだ修正の利く愚かさと、犯せば一生重度の後遺症を課される愚かさが存在します。
バケツで酒!? 久しぶりにこのことばを使いますが、末期がん漫才ですね。合掌・・・。
2011-08-22
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