2011-08-08

456 故マヌエル・カーノ先生のお宅 09-08-2011(火)

 マヌエル・カーノ先生が亡くなったのは1990年1月。未亡人の奥さんとは年に一、二度会う程度ですが、5月に結婚した筆者の嫁はんを連れて昨日久し振りに先生のお宅に挨拶に行って来ました。
 弾き手のいない何台ものギター、数々の表彰状や記念品。思わず『強者どもの夢の跡』と浮かんで来ました。後から検索してみれば松尾芭蕉の『夏草や兵(つわもの)どもが夢の跡』だったんですね。
 1984年の着物姿の島田陽子のカレンダーまで壁に架けてあると思ったら、その横の小さな古びた、帽子を被って馬に乗った女性の写真には英語で『親愛なるマヌエル・カーノ氏とそのご家族へ心から』とのサインは何とジャクリーン・ケネディの直筆。年代は1961年だったでしょうか。スペイン来訪の際、コンサートに来た時じゃないのかと奥さんは言っていました。そう言えば、筆者が観光ガイド時代セビージャで団体さんの休憩がてらいつも立ち寄ったBarにも彼女の写真がありました。
 ここで先生自身が練習し、日本を初め世界各地にここからコンサートに出向いて行った・・・。感慨深いですね・・・。正に夢の跡かも知れません。

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