2011-08-29

459 映像で見る競売で売れなかったタレガ直筆『アルハンブラの想い出』オリジナル楽譜 30-08-2011(火)

 コルムナ452でFrancisco Tarrega(フランシスコ・タレガ)直筆のRecuerdos de La Alhambra『アルハンブラの想い出』のオリジナル楽譜が競売に掛けられ、買い手がつかなかったことをお知らせしまいした。
 その時のニュース映像がYoutubeにありました。これは興味深いですね。冒頭が競売の様子。このFernando Alonsoと言うおじさんが所持者だそうです。以下ナレーションを訳してみました。

 これが作曲家フランシスコ・タレガが1899に作曲した『アルハンブラの想い出』の調べです。大演奏家達が漏れなく弾いた名曲で、中国、日本、アメリカ、南米など、世界中で聴かれています。5ページのオリジナル楽譜の保存状態は極めて良好です。時が時ならコレクターが大枚はたいたのでしょうが・・・。競売本部は公的機関に打診しましたが、折からの不景気で興味は示しても、今は経済的余裕がないとの回答でした。スペインギターは中国、日本でも人気があります。この『アルハンブラの想い出』は数多くの練習生にとって避けては通れない作品です。誰も故郷では預言者とは成り得ません(故郷に錦を飾るの意)。タレガは当時最高のギター演奏家でしたが、彼もまた例外ではありませんでした。それは今日その最も著名な作品の直筆のオリジナル楽譜に買い手がつかないことにも例えられます。

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