今週は一息入れて、去る9月10日行われたマヌエル・カ-ノ先生没後20周年記念コンサ-トの話題です。
場所は先生のお宅の近くのパラシオ・デ・キンタ・アレグレ宮殿。
こんな場所があったとは筆者も知りませんでした。昨年からこの地区の集会所に先生の名前が付き、先生のことを知らない新しい世代も珍しくなくなったので、改めて先生の偉業を地元住民に再認識してもらう意味合いもこのコンサ-トにはあった様です。
80半ばの奥さんが名前だけの名誉会長。ソリストはもちろん息子のホセ・マヌエル・カ-ノ。市長さんも祝辞を述べる一大イベントとなりました。
筆者は両者に師事しました。こうして聞いてみるとさすがにマヌエル・カ-ノ先生はアルペジオ(分散和音)の名手。速度が増しても音量が落ちません。しかもこれはソ連時代のサン・ぺテスブルグでのコンサ-トの模様をスペイン国営テレビTVEで放映したものを誰かがUpした様です。軽く30年以上前のものではないでしょうか? 筆者が先生と太刀打ち出来るのは大きな頭位です。
これもまた凄いですね。先生の曲の中で筆者の一番好きなソレア(ソレアレス)です。髪の毛もたっぷりあるし、かなり若い時の映像でしょう。
息子は本当はモデルノ(モダンフラメンコ)もこなしますが、どうしても親父の名前がありますので、ご覧の様にやや古臭いスタイルになります。
親子共に楽譜は読めません。クラシックギタ-を弾く読者の皆さん、驚くことはありません。皆さんも日本語の文法は知らないのに日本語はペラペラでしょう? 英語は英語で理解するのが理想だとすれば日本語も、そして、ギタ-はギタ-で理解する!? いや~、やはり、最後は才能ですね。
2010-10-04
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